寒冷地でもケーブルは凍結しない?

寒冷地とは冬の寒さが厳しい地域、北海道・東北地方・信越地方・北陸地方・岐阜県北部の飛騨地方・近畿および中国地方の日本海側などの北近畿や山陰地方などが寒冷地と言われています。

冬場の気温は氷点下20度や30度などを観測することもあると言われており、住宅の屋根に設置が行われている太陽光発電設備も寒さで発電が行われないのではないだろうか、などの心配をされる人も多いのではないでしょうか。但し、太陽光発電設備は氷点下になったとしても、パネル表面に雪が降り積もっていなければ発電は可能です。逆に、真夏の屋根の温度は80度にも達し、この時には発電量が低下すると言われています。

寒冷地での発電設備で不安材料になるのはケーブルです。ケーブルはソーラパネルで発電した電気を接続箱に送電するための重要な設備で、ケーブルは気温が低下することで凍結する、最悪の場合は被覆部分に亀裂が入る可能性も出て来ます。亀裂が入ると水分が内部に入り込むリスクを高めてしまいます。

ケーブルの断面を見ると分かりますが、周りは塩化ビニルなどの素材で覆われており、内部は電気の流れ道になる銅線が収めてあります。被覆がこの銅線をしっかりと守ってくれるので雨が降っている時などでもショートを起こすことはありません。しかし、凍結して亀裂が生じる、内部に水分が入ることでショートの危険性もあるため、定期的な導通チェックなどが欠かせないのではないでしょうか。

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