ノイズ対策にシールド付きlanケーブル

lanケーブルを選ぶ時にシールド付きかどうか悩むことがあります。

少し高めなので通信速度が速くなりそうだし、硬くて強そうなので寿命が長いような気がします。実際には通信速度も寿命も全く関係ありません。本来の目的を知らないで購入すると無駄な費用を払うことになります。lanケーブルのシールドは、内部にある芯線にノイズが発生しないようにするためのものです。電線は電流が流れると磁力を発生させます。強くなれば周りの電線にも影響を与えるぐらいです。

磁力を受けた電線は、それを電流に変えて流してしまいます。このように本来流れないはずの電流が発生することで、正しい信号が送れなくなる恐れがあります。これがノイズの正体です。金属でできているシールドは、磁力を打ち消すことができます。実際には磁力を受けて電流を流しますが、どこにも繋がっていないのでノイズになりません。このようにして内部にある芯線に磁力が届かないようにすることが可能です。

lanケーブルは微弱な電流を送受信しているのでちょっとしたノイズでも命取りになる恐れがあります。シールドにはアルミなどの軽量なものが使われますが、それでもlanケーブルの重量は重くなります。また硬くなるので引き回しがしにくいデメリットがあります。電源線が近い時やモーターや熱源などの資格に配置しない限りあまり必要としないものです。特に通信速度には関係がないので、ノイズから保護したい時だけ使うようにしましょう。

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